マツタケ2009
8月29日
森に入り最初の印象は東京と同じくこの2週間ほどまともな雨が降っていないのではと思った。 ショウゲンジやアブラシメジなどの出は非常に悪く、2週間位前に発生したと思われる乾燥しきったキノコばかりであった。
シロ01にて ↑
小さな束生した白っぽいキノコをマツタケのシロで見つけた。 もしかしてマツタケ? というのが最初の感想であった。 小さいの一本抜いて香りを確認した。マツタケに間違いない。 抜いてみると全部で10本になったが、うち1本は完全に腐っていた。 掘り出した他の3本も食に値する状態ではなかった。
腐っていたマツタケを含めても一箇所で一度に10本というのは過去に経験した事がありません。 もしかして今年は豊作?
シロ96にて ↓
大きなマツタケが飛び出していた。 抜いてみると完全に腐っていた。 
このシロにて合計3本
コケが盛り上がっていた コケを剥がした状態↑
シロ2箇所で合計13本の収穫だが、5本は食べられる状態ではなかった。
マツタケは掘り出し作業で子実体が砕けてしまったように、コケ下では数は育っているようだが、まだ成長状態が悪く開く前に虫に食われしまっている個体が多いようだ。今後のお湿りと気温の低下で虫食いは減ると思われる。 この日の出来事
9月5日
雨が降ったようで先週より湿り気があり、いい感じになってきた。しかし、相変わらずキノコの出は良くないようだ。
シロ08にて ↓
去年の位置と寸分狂わずに
シロ08の近くにて 
150gの個体↑ 今季最大のマツタケ君 苔を取り除くと2本めの頭が見えた。 掘り出すと合計3本となった。
「昨年見つけた場所は確かこの辺り・・・ あ! 今年も出てますね」 
本日合計6本
9月12日 天気霧
先週抜いた根の裏側から出ていました。 シロ01下にて
シロ96にて  コケの盛り上がりの下には右の個体 20センチ程離れた所にもう一つありましたが、すでに痛んでいました。
地面のお湿り具合は先週とあまり変わっていないようです。 相変わらず、ショウゲンジやヌメリ系フウセンケなどもほとんど採れませんでした。 しかし人の数は多くマツタケも頭を出すのを控えているいるようです。天気予報を見て、雨を覚悟してでかけましたが、大した雨には降られませんでした。しかしこのまま雨が降らないとマツタケも顔を出してくれないのではと少し心配です。帰り道に大きなホンシメジの株を見つけたのが本日の最大の収穫でした。
9月19日 曇り
本日唯一のキノコ ↓
本日は、沢山のキノコ狩りの人に出会った。 それにも関わらず、先週頭を出したマツタケが運良くそのまま見過ごされて残っていたのでしょう。 30代後半の色白の美人さんでした。 大きな岩の上に堆積した落ち葉層から発生していて、とてもシロと呼べるような場所ではない。
小粒でも数が育っていて、良い状態のシーズン当初であったがその後雨がほとんど降らなかったようで、9月中旬にて発生が止まってしまったようだ。シーズン始めには豊作を予想しましたが、マツタケの発生はこのまま終わってまうのではと思えてきました。 ショウゲンジやヌメリ系フウセンタケはほとんど採れません。  このまま雨が降らなければ、富士山は今回で終わりにして落葉樹林にマイタケでも探しに行こうと思っている。 
マツタケ08  INDEX マツタケ10