マツタケ 2010
富士山
このヒキガエル以前にも富士山の標高1800メートルくらいの場所では見た事があるが、今年は初めて2300をメートルを超える標高で見つけた。カエルも今年の夏の暑さに耐えかねて涼しい場所まで登って来たのでしょう。 温暖化や今年の猛暑が影響しているのでしょう。 里山の森にいるヒキガエルより黒くて威圧感がある。 しかし見る度に疑問に思うのですが、どこで繁殖するのでしょう?
2010年8月21日
記録的な猛暑であったが7月にはだいぶ降水量もあり。 富士山に足を踏み入れてみると、山は水分を含んでいるように思えた。 時期的には少し早いので、様子見のつもりで行ったのだが、なかなかの収穫となった。 しかし頭を出していた個体はほとんどが暑さのため傷んでいて口にできない物が多かった。
今年のお初、 だいぶ紅葉樹の落ち葉が多い場所だった。 脇にもう一本
友人の目がだいぶ鋭くなってきた。 ↑ シロ01にて  このシロでは2005年と2009年 そして今年も発生した。まだキノコ狩りの人も少なく運が良いとこんな開いたマツタケに会えることもある。 しかしこの時期、気温や地中の温度が高く虫食われや、柄が腐敗している個体が多い。
この日の帰り道に見つけたこの小型のマツタケが最も標高の低い採取場所となった。
8月28日 ↓
シロ08にて シロ04にて
十年以上あるいているが一度も出会った事のないエリアにて これが見つかるようになるには、10年から15年の経験要
よくぞご無事で、これで155g シロ08にて
往路でなく復路で見つかることがある。 2,3時間で頭をだすのでは? この後も何本か出会ったがカメラのメモリーが一杯になってしまったので写真は友人にお願いした。 本日の収穫
本数から見ると豊作間違いなし
9月4日 ↓
富士山はだいぶ乾いてきました、クロカワやその他キノコの発生は止まっている状態です。 マツタケもこのまま雨が降らないと終わってしまいそうです。
本日最初に出会ったマツタケ すでに腐っていた。  本日は他にも腐ってしまっている個体があった。
コケの中でだいぶ傘を開いてしまった個体
シロ01にて シロ08にて
シロ08にて シロ96にて 分かるかな? 分からないだろうね? 
過去には成果のなかった場所にて(先週と同じエリア) 本日の収穫
9月11日 ↓
相変わらずマツタケ以外のキノコの発生は非常に少ない。
キノコ狩りの大集団の声がまだ聞こえる場所にて シロ01下にて
シロ01下 シロ08
シロ96にて 名人と出会った場所にて
松茸名人と出会う
この日は松茸名人(40年選手)に出会った。 そこは午前中、老若男女たくさんのキノコ狩り(マツタケ狩り)の人が辺り一面にいた場所だ。その多くの人はコケの上にはいつくばり地面を叩きマツタケを探しているのであるが、その光景はまるで観光会社のマツタケ狩りツアーにでも参加しているお客さんがインストラクターの教えの通りに動いている様であった。そのような状況であったので、この場所は足早に素通りしたのであった。 過去に実績のある場所なので再度帰りにじっくりと歩いていると、近くをやはり同じようにゆっくりと丁寧に視線を送りながらあるく人がいた。 しばらく同じ場所を一緒に歩いていたので、こちらから話かけ、収穫について尋ねると、そこそこ採れたとの事だった。  歩き方から判断して素人ではないと思ったので今年の状況など色々と尋ねてみた。 しばらく話をした後に、大きなマツタケを見せてくれた。 明らかに地中から掘り出したものであった。  その後、しばらくすると名人は辺りを少し歩いた所で、「ここにマツタケがあるのが分かる?」 と地面を指差した。  その場所には盛り上がり、ましてやマツタケの頭などは見えません。 オレ 「え? ここにですか?」 名人が少し地面を掘ると中には大きなマツタケが育っていた。  名人はこの場所から徒歩一分の範囲で、他に2本の大きなマツタケを地中から掘り出した。  その内の一ヶ所のマツタケは地面より5、6センチの深い場所に横たえていた個体でした。 その一部始終を観察させてもらった。 自分も1996年に初めてマツタケに出会って以来ほぼ毎年採っているので、最近では発生しやすい場所や雰囲気も分かり、じっくりと歩けば地面の盛り上がりの下のマツタケも発見できるよになりつつあり、この日までは、少しは腕を上げたつもりでいたのだが・・・・・。 結果的に名人が掘り出す前に指差した地点で、そこにマツタケがある事を3箇所すべてで認識できなかったのである。つまりは、自分の過去のマツタケ採りで経験した事がまったく結びつかないのである。 マツタケ1年生のクラスに降格させらた気分です。 しかし、この技は直ぐには習得はできていないが、色々と学習させてもらい大きな収穫となった (^o^) 。 その秘密のテクニックの中身については、数年後か20年後かに習得できていたら公表することにしよう。 そこまでのレベルに達する日は訪れない様ような気もするが?? 
9月18日 ↓
2001年9月21日に発生を確認した場所にて9年ぶり2度目の発生を確認。 豊作時のみに発生するシロなのでしょう。
シロ08にて今年3本目
シロ96にて 今年は猛暑でなかなかすき焼きを食べる気にはならなかったが、すき焼きに適した開いたマツタケが採れたので恒例のすき焼きで食べた。 マツタケの尖った香りがなく上品な香りで美味かった。
相変わらず新たなるキノコの発生は非常に少ない。 マツタケも標高の高い所での発生は見られなかった。
9月25日 雨のち晴れ
本日最初のマツタケ コメツガの根元から発生していた、さらに幹の洞のようになった部分からもう一つ発生していた。 先週開きを見つけた場所にて
本日の合計4本 久々の炭焼きにて
本日富士山初冠雪
今年のマツタケの発生は例年より早い時期から比較的安定して発生してくれたので期待していたような大きな個体には出会えなかったが本数は沢山採れた。 気温の高い時期のマツタケは腐ってしまっている個体も多かった。 8月21日にはショウゲンジなどもそこそこ採れたが、その後はまったく発生がなかった。 今後まだまだ発生が期待できない訳ではないが、今年は十分に楽ませてもらった事と、自分自身の体力気力経済力が少し落ち始めたので、気合を入れ過ぎずに、これで終わりにしようと思っている。今年富士山を歩いてみて、体のあちらこちらにボロが出始めている私には富士山の山歩きがだいぶきつくなってきた。 普段の不摂生や運道不足がたたっているのだろうが、体力的にどうなっていくのか少し心配である。 しかし、今年出会った名人のように、あのゆっくりとした足取りで丁寧に探すことによって急な斜面を何度も登ったり降りたりなどをしなくても、豊作の年などはには、それなりに収穫できる技を身に着けることで落ちていく体力をカバーできるのを学んだ事が今年一番の収穫であった。
今シーズンは今回で終わりです。 
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