マツタケ 2006
8月27日 富士山 シロ96にて
本日が今年初めての富士山行きとなりました。5合目付近では登山客の停める車が溢れ、警備員まで出動し5合目付近の駐車場は満車である事を上ってくるドライバーに告げている状態でありましたが,なんとか駐車することができた。 2,3合目付近は雨や霧で、4,5合目では晴れたり曇ったりと安定しない天気の中でのキノコ狩りでした。森に入ると地表はいい感じにお湿りがあり、ベニタケ科などの雑多なキノコもそこそこ出ている印象をもちましたが,食菌ではツガタケ、ショウゲンジそれにヤマドリタケモドキが少々という感じで,キノコ狩りシーズン真っ盛りという雰囲気ではなかった。マツタケでは一番最初のお気に入りのシロでのみ発生を確認しました。シロに着き目を凝らし見ると、苔の上に雨に濡れてオレンジ色っぽくなったマツタケの頭が見えました。周囲を手押してみると少なくとも他に3個の個体を確認できた。数でこそ合計4個となりましたが小さいものばかりでした。長野県のローカル誌に書かれていた情報では、県内のマツタケは、シロの状況などから今のところ豊作の兆候があるということだった。山梨の地元の人の話では今年の富士山では、今のところ、マツタケの生長はあまり良くない状態だそうです。シロを沢山持っている人の話しとして、数はできているがサイズが小さいそうです。 少し落胆して帰る途中、ホンシメジのりっぱな株を見つけた。 小さなマツタケ4本よりこちらのホンシメジの方がうれしく思えて来ました。今後状況が好転することを期待します
角度によっては見えません。 ↑ 3兄弟 苔を剥いでなんとか頭が見えてきました。
年毎にマツタケの写真がいい加減になって来ている事に気づく。 ↑ 本日の収穫 ↑
9月2日 富士山 シロにて 
先週よりもキノコの数が少なかったが、人の数は多かった。 先週残しておいたツガタケなども、きれいに無くなっていた。発生数に反比例して人の数が増している感じでした。マツタケは、先週と同じシロで、地面下の固さを感じ取る方法で小さいのを一つ採ってきました。この個体の下の方からも他の子実体を形成しつつある状態である事と、カメラの予備のバッテリーを途中で、落としてしまったので、今週末も探しに行きます
地表面から2センチ下 長さ12センチ程
9月9日 晴れ時々曇り
状況の好転はなく、例年のこの時期に比べ、ショウゲンジやヌメリササタケ等の食菌の発生は極めて悪いままです。今週はマツタケの発生を確認できませんでした。一番の収穫は先週落とした電池の回収ができたことです。山で出会った毎年100本以上のマツタケを採ると言っていた30年選手のお爺さんも、今年の不作には嘆いていた。しかしこのお爺さんの情報によると、富士山でも一部の地域では例年ほどではないがそこそこの発生がある場所もあるとも言っていた。食菌探しは諦めキノコ採りからキノコ撮りに変更し、普段見過ごされがちなキノコの撮影に力を注ぐ事となりました。同行した友人には数十回にわたり私の撮影中の数分間は待っていてもらいゴメンなさい状態でした。
10月1日 曇り時々雨
3週間ぶりに富士山に行ってきましたが、人も少なく、寂しい富士山でした。食菌ではハナイグチ、チャナメ、シロナメ少々だけでした。 雨も降り出したので、早々に切り上げ、帰宅となりました。2006年の富士山は今回で終わりです。 来年は豊作でありますように。
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