ルリタテハ
狭山丘陵  11月19日
日光浴中ですが近づくと飛び立ちます
羽を閉じて、樹液を吸っている 7月7日 ↓ 終齢幼虫  6月8日 ↓
イラガの幼虫に擬態しているようですが、この棘は痛くはありません。
5月31日 ↓
動きの悪いルリタテハの幼虫が葉の裏からぶら下がっていたので、その葉を捲ってみた。 そこには白い繭が張り付いていた。 何をしていたのだろう? ネットからの情報でこの状況が理解できた。この白い物体はコマユパチ(の仲間)の繭のようだ。 コマユパチの親はルリタテハの幼虫に卵を産み(寄生し)その後、ルリタテハの幼虫の体内で育ったコマユバチの幼虫は宿主の体を破って集団で外に出ると同時に一つの繭を作る。つまりこの白い繭の中にはコマユバチ(の仲間)の幼虫が集団で成長しているのである。 やがてその集団はコマユバチの成虫となって飛び出すのであろう。 ルリタテハの終齢幼虫はそんな繭をさらに大切に守り続けるようだ。つまりこの寄生蜂にとっては、この刺々しいスタイル(見せ掛け)を持つルリタテハの幼虫が、自分の子供が巣立ちするまでを見守ってもらうには都合が良い事を知ったうえでの選択なのでしょう? 両者の間には、疑問や葛藤はないのでしょうね、いや〜不思議ですね。
INDEX