サビイロクビオレタケ
Cordyceps ferruginosa
2015年7月11日 富士山
白樺?の倒木から2センチ程のオレンジイロの物が目に留まった。
樹皮を剥がした状態 ↑
珍菌発見時の珍事
この日は友人との毎年恒例の富士山麓でのハナビラハンティングの日でした。地面にはお湿りがありかなり期待していたのですが、あまりハナビラタケには出会えませんでした。 しかし、そのコースで珍菌と珍事に遭遇しました。朽木から取り出したサビイロクビオレタケを富士山の深い森の中で、撮影していたら、近くでかなり大きな銃声が耳の良くない私にさえその方向が分かるほどに聞こえた。同行してた友人が「ヤバイ 危ない」 と言いだした。どうやら鹿の駆除をおこなっているようだ。私は↑の被写体に夢中になっていて、なぜか自分達に迫っている危機に鈍感になっていたようだ。 友人がこちらの存在を知らせる行動をとると、しばらくして山側から大きな声で、「そこは危ないから上の林道に上がってくれと」言われた。この時点ではまだお互いの姿は見えていない。 林道にあがると猟銃を持ち赤いベストを着た方がいた。その方の説明では5、6人で山の上から下に向けて鹿を追い込みながら駆除を行っているとの事であり、しばらくは林道より下方向には入らないでくれと伝えられた。しょうがなく山側でハナビラハンティングを続けたが収穫は無く帰路についた。 その帰り道、普段は絶対にシカなどに会わない河口湖インター近くの車道を小鹿を含む数十匹の鹿が車を止めて道路を横断していた。大きな鹿が道路上で立ち止まり車の流れを止めている間に小鹿などを横断させているのである、まるで昔の暴走族が赤信号の交差点に入り仲間を通しているような・・・・・。 またその姿は悠々ととしていて、どこか人間を小ばかにしているようにすら見えた。 鹿も山の中で会う人間は怖いが、町に近づけば猟銃で撃たれる事は無いと確信しているのでしょうね(笑い)。 きのこ狩りなどで山に入る者は特にハイカーなどとはコースや動き方が違うので、ある意味危険です。高齢で視力や認知機能の低下した猟師に撃たれないように注意しましょうね。
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