マツタケ 98
98年9月12日 この年は富士山て゛はマツタケの当り年だった。 シロに着くと何も頭を出していないのを確認し、地面の上から手でやさしく押しながら地中にあるマツタケを探してみる、野郎3人でニコニコしながら地面を押し続ける。 しばらくして 「あったー」の声、2センチくらい掘ってみると頭が見えてきた。地中のマツタケの感触を覚えると、次々と掘り当てた。他の友人も1メートルほど離れた場所で掘り当てた。写真を撮る準備をしていると、近くを中年の夫婦が通り声を掛けてきた 「袋にいっぱい入ってるようだけど、採れたか」。 「 いや 全然 お弁当ですよ。」 すぐにマツタケを踏みつけないぎりぎりの位置に座りこんでコンビニで買った弁当を取出し食べ始め平静を装った。かなりこの辺を見まわしている様子、もしかして以前にこのシロで採ったことがあるのか? いろいろ推測してしまう。しばらくし近くをウロウロしてから彼らは去って行った。 写真撮影終了後に掘り出してみると、全部で6本になった豊作だ。
双子の赤ちゃんマツタケ
一つの柄の両端に傘の形を形成している、地中では横向きに寝ていたが地上に出る頃には通常分離するのか?それとも束生の形で、頭を出すのか?


96年 4本 、97年 2本 、98年 6本 この年が豊作なのは事実であろうが、過去2年も、探し方によってはもっと採れたのではとか?ウィークデーに採られてしまっていたのでは?とか考えてしまう。 シロを持っている人の話で、オレのシロは1年おきに発生するなどという話をよく聞くが、シロの多くはその年の発見者だけの物ではなく、何人かで共有している事に気づいていない場合が多いと思う。この年は唯一のシロのマツタケを全部採り切ったと言う自信があったが、念の為翌週末確認に行ったが発生無し。
マツタケ97  マツタケ 99
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