ハナビラタケ
Sparassis crispa
ハナビラタケ科 ハナビラタケ属
富士山 麓
7月27日  
遠くからでも良く目立つキノコ。
以前は、よく運転中に助手席の友人が良く見つけた。
幼菌だったので、翌週バスケットボールサイズになってから採ろうと置いておいたが、やっぱり無くなっていた。  雨が少ない年は、発生は少なく、雨が多いと、腐った状態の個体が多い。
埼玉県内の高校で人口栽培に成功したとのニュースを見た。このキノコには、抗癌作用のあるベータ グルカンという成分がキノコの中では一番多く多く含まれているらしい。初めて出合ったのは本栖湖近くの山で、標高 1000メートル位だ。初めて食べた天然のキノコがこのキノコであり、その後、ほぼ毎年食べている。少し針葉樹っぽい香りがあって、歯ざわりが良く美味しいが、汚れを洗い落とすのが大変だ。洗い過ぎると、味が落ちそうだし、手を抜くと口の中で、ジャリジャリする、ハサミ虫くらいは取っておきたい。八宝菜やかた焼きソバの具や酢の物がうまい。キノコを始めた頃は、よくこのキノコに出会ったが、最近は個体数も減り、五六十センチに成長したものには出会えなくなった。4年間毎年採れたシロが有るのだが、近くの森を伐採されてしまい、環境が変わってしまったためか、近年発生しなくなってしまった。
2006年7月
まだまだ幼菌 カラマツの倒木の根にも発生していた。
2009年7月 富士山
食べ頃のきれいな個体 2006年と同じ倒木にて 3年が経過すると倒木の苔が立派になっている。
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